沖縄の名産として有名なゴーヤ。
夏野菜の代表のゴーヤですがゴーヤには体を冷やす成分キニーネが含まれています(夏野菜全般に含まれています)。
そのため妊婦さんはゴーヤをたくさん食べてはいけないという噂がでたのではと思いますが、科学的根拠は一切ありませんので安心してください。
ゴーヤには妊婦さんにお勧めできるたくさんの栄養素が含まれています。
代表的なものがビタミンC、葉酸、βカロテン、カリウムです。
ビタミンCは皮ふや粘膜の健康維持に役立ちます。
またストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりしてくれます。
ここでいうストレスとは、寒さ、暑さ、疲労、苦痛、心痛、睡眠不足など精神的・物理的ストレスの両方のことです。
妊娠中のママにとって必須の栄養素です。
ゴーヤにはビタミンCが100gあたり76mg含まれています。きゅうりやトマトの約5倍です。
さらにゴーヤのビタミンCは加熱に強いので調理によって壊れにくいのが特徴です。
ゴーヤには葉酸が100gあたり72μg含まれています。
葉酸はお腹の赤ちゃんの先天性異常のリスクを軽減すると言われています。
カリウムはゴーヤ100gあたり260㎎含まれています。
カリウムは血液中の余分な塩分を体外に排出することで血圧が高くなるのをおさえたり、老廃物の排出の手助け、筋肉の収縮を促す働きをしたりと、人体に欠かせない役割を果たしています。
妊娠中のむくみや高血圧の予防に期待できます。
βカロテン(ビタミンA)は210μg含まれています。
皮膚や鼻などを覆う粘膜を健康に保つ働きがあるので免疫機能を保つのに欠かせない栄養素です。
βカロテンには強力な抗酸化作用があります。
妊娠中は免疫力が下がるので風邪などを引かないためにもビタミンC、βカロテンは必須の栄養素です。
カルシウム、マグネシウム共にゴーヤ100gあたり14㎎含まれています。
カルシウム、マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です。
妊娠中はマグネシウムを通常よりも多く摂ることが進められています。
このようにゴーヤには妊婦さんに嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
緑黄色野菜は栄養素がとても豊富です。
旬の時期は比較的安くそういった緑黄色野菜を買うことができるので、季節に応じた緑黄色野菜を積極的に摂るようにしてみてください。