妊婦さんはイクラを食べても大丈夫?2つのリスク

妊婦さんはイクラを食べても大丈夫?

ダメとは言わないけど控えた方がよい

お肉もそうですが生のものを食べるには多少なりともリスクが伴います。

妊娠中は免疫力がさがっていること、そしてお腹の赤ちゃんのことを考えると無理して食べる必要はないのではというのが筆者の見解です。

 

生のイクラを食べるのには2つのリスクと2つの注意点があります。

それでは具体的に見ていきましょう。

 

 

1.リステリア菌

リステリア菌は野生動物や、土、川などに生息している食中毒菌のことす。

妊娠中にリステリア菌に感染すると胎盤を通じて胎児に感染することがわかっています。

妊娠中は免疫力が低下しているので、リステリア菌によって食中毒を起こす危険性があります。

厚生労働省も妊婦さんはリステリア菌に気をつけるように注意を促しています。

 

イクラ以外では加熱処理をしていないナチュラルチーズなどにも付着している可能性があるので、必ず加熱処理してあるものを食べるようにしましょう。

※日本で製造されたものは加熱処理が義務付けられています。

 

 

2.アニサキス食中毒

アニサキスとは寄生虫の一種です。

アニサキス幼虫は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。

アニサキス幼虫はサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの魚介類に寄生します。

知らずに食べてしまうとみぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐などの症状が出ます。

妊婦さんには本当にきついですよね。

 

できる限り新鮮なお魚を買うこと、内臓は速やかに取り除く、目視でしっかり確認が大事です。

少しでもお魚の筋肉に変な点があったら切り取ってください。

 

アニサキス幼虫は60℃以上の加熱、1分以上で死ぬので、必ず加熱処理をすれば大丈夫です。

 

 

食べる時の2つの注意点

1.ビタミンA(レチノール)の過剰摂取

イクラにはビタミンA(レチノール)が100gあたり330μgRE含まれています。

100gで妊娠中のビタミンAの摂取推奨量の約半分に相当し、妊娠中にビタミンAを過剰摂取すると、赤ちゃんの先天性異常のリスクが高くなると言われているので注意が必要です。

 

同じビタミンAでも緑黄色野菜に含まれるビタミンAはβカロテンという形で、体内で必要分だけビタミンA変換されます。

ですからビタミンAが豊富な緑黄色野菜をたくさん食べても過剰摂取になる心配はないので安心してください。

 

 

2.カロリー&塩分

イクラ100gで約270キロカロリー含まれています。

塩分は100gにつき約2gと多く含まれています。

 

平成20年の国民健康・栄養調査結果によると日本人成人女性の平均的な食塩摂取量は10.1gです。

ちなみに目標量は7.5gです。

 

妊婦さんが塩分を過剰摂取してしまうと妊娠高血圧症候群になりやすくなるので、くれぐれも注意しましょう。

 

 

まとめ

たまにお寿司を食べに行って一貫位食べる程度なら気にする必要はないです。

その時はしっかりと目視して寄生虫をチェックしましょう。

 

ですがこういった生ものは食べた後になって、大丈夫かしら?と心配するものです。

余計な心配をして余分なストレスをかけるよりは、お寿司、お刺身は妊娠後のご褒美として食べる方が気持ちよく食べられるはずです。

 

妊婦さんはできる限り控えることをお勧めします。